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| 不思議な出会いの山行きでした。・・・２週間前に阪急「岡本駅」からのコースで荒地山を登った時、頂上は多くの登山者で賑わっていました。木の幹に私が腰を下ろしたその前に女性がいました。声をかけますと単独で地獄谷から登ってきました。なかなかいいコースですから・・とそのコースの説明
をしてくれました。いろいろお話をしますとお年は？才で、若いときは岩場を中心にアルプスを縦横に歩いていて、今は昔の山仲間が一人減り二人減り・・で、単独行動が多く
なりました。今でも家の鴨居にぶら下がって懸垂を鍛錬しています。また、肺がんの手術をし片肺を摘出しました・・etc山の楽しさを語りあい、下山道中をご一緒し、一旦、
「高座ノ滝」で別れたものの、再度。芦屋駅で一緒になり大阪までご一緒した女性がいました。・・・で、今回、朝、天気がよかったので「山でも行って来るか？」と山登りの
格好だけはして（ザックの中は本のみで食料はなにもなし）近日、鳳凰三山を仲間と歩くので脚力が衰えない程度に頑張って歩き、１２時位に下山するつもりでコースも決めないで芦屋駅で下り、山へのアプローチをスタートしました。・・・そこで、偶然が・・・ |
【１】阪急「芦屋駅」から住宅地を芦屋川に沿ってしばらく登ります。前には高校の山岳部なのか男女のグループがヘルメットを持ち、ザイルを担いで会話を弾みながら早足で進みます。
それを、今回は訓練と位置づけした私が追い抜いて行きます。
「高座ノ滝」を過ぎ、尾根を行くのか地獄谷を行くのか高座ノ谷を行くのか迷ったが２週間前の女性の薦めを思い出し、地図にコース案内が記載されていないのでチョット不安だったが「地獄谷」を行くことにし、谷筋まで下りる。
涸れ沢に近く、ほとんど水は無かったが河原ではロッククライミングの教室なのか講師が７〜８人にカラビナの説明をしていました。
誰も前方にいないので不安は増し、チョット行くと最初の滝があり、そこは高巻きし、その後、写真の滝に出、前方に登山者が見えてきました。 |
10:12
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10:24
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【２】前方のグループは１０人程のグループで滝を登る時、滞留するので、すぐに追いつき私もグループの下で待つことに。その時、私のすぐ上の岩場に記憶にある登山シャツ、登山帽子が目に入ったので？？と思ったのと同時位に女性が振り返り
「あら・・２週間前の人じゃない？？？」
「ああ、私もなんか見たことのあるシャツだな？と思ったのですよ！」
彼女は今日も単独行で、私同様、前のグループの通過待ちをしているところでした。
また、前回同様道中ずーとしゃべりっぱなしで偶然を喜び、コースの良さ等を語り、●日光が遮られ、●湿気があり●緑に包まれ●水音が心地よく●変化があり・・・・etc
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10:31
彼女は？？年前に上部のロックガーデンの風化した花崗岩の砂地でアイゼンの練習をし、冬山の訓練をし、アルプスを大勢の男性の中の紅一点でずいぶん無茶もして楽しんだとのことでした。 |
12:07
【３】今日は天気がいいので荒地山は前回に増して大賑わいです。私は食料はなにも持ってこなかったので彼女から「台湾バナナ」をご馳走になりました。 |
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13:21
【４】荒地山からの下山は今回も高座ノ谷をおりることに。下山すると直ぐに大きな岩がゴロゴロした谷筋に出ますがコースが地図に記載されてなくなかなかわかりづらい所もあり、確認しながらの下山となりました。 |
13:21
途中、５ｍ程の岩場の絶壁にロープが一本下がった所がコースにありましたがさすがにここは危険なので隣のエスケープルート（・・と言っても画像のようにロープが頼りの難所）を注意しながら通過。隣にこの谷の源流？が小滝となっていい感じで・・ |
13:31
【５】花の名前を彼女から教えてもらったのですが１０秒後にはスッカラカンと消えてました。（後で調べて見ます。） |
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13:41
【10】いのししを目指して谷筋を時々道を間違いながら進みます。この谷も日本の谷の特徴でもある「砂防ダム」
が数珠つなぎ状態で谷は死んでいました。いのししが登山者の与えたご飯で今日も満腹！！ |
13:41
【11】谷の岩場の色に同化した「いのしし」、気づかずぶつかりそうに！こちらが「「オオーット」と大声を出して
も悠然と登山者の与えたお菓子を食ってます。 |
〜登山後記〜
初めての沢歩きでした。そこで思いがけない出会いがあり、楽しい山行きでした。距離は短かかったのですが
砂防ダムも無く、自然のいい感じのささやかな谷川遊び・・といった感じでした。山と高原地図「六甲・摩耶」にこの地獄谷コースは紹介されていないのですが多くの人たちの声が飛び交い、バリエーションルートも多いとのことなので軽い山行きを楽しむにいいコースを紹介してもらったと？？歳の彼女に感謝しています。・・また、出会えるかも？？ |
